松山英樹はショット好調で2つ伸ばして後半へ 全米オープン最終日


◆男子プロゴルフツアー 海外メジャー第3戦 全米オープン 最終日(20日、米カリフォルニア州・トーリーパインズGC=7652ヤード、パー71)

 曇天の下、プロ71選手が参加して「父の日」の最終ラウンドが始まった。4月のマスターズをアジア人で初めて制した松山英樹(29)=LEXUS=は11打差の54位で出て、前半9ホールで2バーディー、ボギーなしの33と2つスコアを伸ばした。首位と9打差の通算4オーバーの暫定41位で後半へと突入した。

 2009年全英オープン覇者のスチュアート・シンク(米国)との2人同組での最終日は、まだ霧の残る早朝スタート。一児の父親でもある松山はティーショット、アイアンショットともに本来の世界屈指の精度を取り戻して、前半からチャンスを作り続けた。

 2番はアイアンでの2打目をピン下3メートルにつけるも、惜しくもバーディーパットは外れた。4番は308ヤードのビッグドライブでフェアウェーをとらえると、アイアンでの2打目をピン上3メートルにつけて、バーディーを先行させた。6番もドライバーで314ヤード先のフェアウェーに置くと、アイアンでの2打目をピン左上4メートルにつけてバーディーを奪った。フェアウェーを外したのは2ホール、パーオンを外したのは1ホールのみとショットは安定感を見せている。

 通算5アンダーで、米ツアー3勝のラッセル・ヘンリー(米国)、10年全英オープン王者のルイ・ウェストへーゼン(南アフリカ)、マッケンジー・ヒューズ(カナダ)が首位に並んでいる。

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