今田竜二、全英で奮闘の木下稜介に「スタートダッシュ許さないのがメジャーの舞台」


◆米男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 第149回全英オープン 最終日(18日、英ロイヤル・セントジョージズGC=7189ヤード、パー70)

 木下稜介選手は前半2番、4番、7番でアイアンショットが乱れてスコアを落としました。初出場でまずは予選を通過して、気持ちの高まりもあったかと思います。第3日はビッグスコアを出すために、良いスタートを切りたかったと思いますが、それをさせてくれないのがメジャーの舞台でした。

 この日のピンの位置は、グリーンの傾斜地の上に切られて最も難しかった。さらに、ティーグラウンドも3日間で一番後ろの位置が使われました。首位のウェストへーゼンが予選2日間の全英最少ストローク記録(129)を樹立し、主催のR&Aがスコアを出させないように厳しい設定にしたと思われます。それでも木下選手は後半、立て直して2バーディーを奪ってまとめたのは見事でした。

 全英らしからぬ穏やかな天気が続き、フェアウェーとグリーンは硬く締まってきています。最終日はランと風の計算が大事になる。良い形で締めくくってほしい。(プロゴルファー・今田竜二)

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