渋野日向子、25位浮上 五輪開会式に刺激「パリ五輪出たい」


通算4アンダーで25位の渋野日向子(左)

通算4アンダーで25位の渋野日向子(左)

◆女子プロゴルフツアー  大東建託・いい部屋ネットレディス 第3日(24日、北海道・滝のCC=6578ヤード、パー72)

 32位から出た渋野日向子(22)=サントリー=は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算4アンダーで25位に浮上。東京五輪出場を逃したが、開会式に刺激を受けて24年パリ五輪出場を目指すことを宣言した。韓国の申ジエ(33)=スリーボンド=が通算14アンダーで首位。主催する大東建託所属の西郷真央(19)と、韓国の全美貞(38)=フリー=が2打差の2位に続く。

 渋野は「パリへの道」を目指すことを宣言した。前夜(23日)に行われた東京五輪開会式。プレーに備えて、ライブでテレビ観戦することは控えたが、やはり、関心はあった。

 「稲見萌寧さんのインスタを見ました。3年後のパリ五輪に出たい。そういう思いが強くなりました」

 日本勢4番手で2枠の代表入りを逃した渋野は、日本代表として堂々と行進する稲見の姿に大きな刺激を受けた。

 新たな目標を定めた19年AIG全英女子オープン覇者は、好プレーを見せた。10番で6メートルのバーディーパットを沈めるなど2つスコアを伸ばし、32位から25位に浮上。首位と10打差で迎える最終日に向けても意欲十分だ。「この位置なら、当たって砕け散るだけ」と笑顔を見せた。

 遙かなるパリ五輪に向けて、渋野はボールを打ち続ける。(竹内 達朗)

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