東京五輪銀メダルの稲見萌寧が首位キープ それでも「きょうは60点。もっと低くてもいいかな」


5番、ティーショットを放つ稲見萌寧

5番、ティーショットを放つ稲見萌寧

◆女子プロゴルフツアー CATレディース 第2日(21日、神奈川・大箱根CC=6638ヤード、パー72)

 首位から出た東京五輪銀メダルの稲見萌寧(都築電気)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算10アンダーで、がっちりと首位をキープした。8番パー4では第2打をピン手前70センチにピタリとつけてバーディーを奪うなど、随所に好プレーを見せたが、稲見自身は「きょうの出来は60点。もっと低くてもいいかな」と辛めに自己評価した。同組の吉田優利(エプソン)、臼井麗香(ディライトワークス)と時折、笑顔を見せ合い、楽しそうにプレーしながら、東京五輪後、2戦目の今大会で、今季7勝目に王手。「一つひとつ勝つことが大事です」と貫禄を漂わせながら話した。

 1打差の2位は高橋彩華(東芝)。1998年度生まれ「黄金世代」の一員の高橋は今季トップ10が13回と安定した成績を誇り、さらに最近5大会ではトップ5が3回と好調。いよいよ、黄金世代10人目の優勝が期待されるが、高橋自身は「自分には期待していません。何回も失敗しているので」とやや弱気に話した。「優勝は考えないでプレーしたい」。高橋は、あくまで無欲で初優勝を目指す。

 2大会前の楽天スーパーレディースで初優勝を飾った21歳の新鋭、吉田が2打差の3位。先週のNEC軽井沢72で優勝した賞金ランク1位の小祝さくら(ニトリ)は4打差5位。

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