渋野はこの悔しい経験でさらに強くなれる…諸見里しのぶさんが大会を振り返る


◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 最終日(22日、英国・カーヌスティ・ゴルフリンクス=6850ヤード、パー72)

 18位から出た2019年大会覇者の渋野日向子(22)=サントリー=は、5バーディー、4ボギー、2ダブルボギーの75とスコア落とし、通算1アンダーの34位。「すごく悔しいラウンド」と振り返った。女子プロゴルファーの諸見里しのぶさんが今大会を振り返り、渋野の今後についても分析した。

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 連続バーディー発進といい流れをつかんだかにみえた渋野選手ですが、3番で第2打をクリークに入れてしまい、悔しいダブルボギーとなりました。5番でもダブルボギーと、果敢に攻めたが結果につながらないという前半の印象でした。

 流れの悪い状況では動揺もしますし、バーディーを取りたかった6番から連続ボギーと、落ち込むより自分に怒りがこみ上げる心境だったのではと推測します。ただ、後半は難しい16番でバーディーを取りました。全体的には4日間通してショット、パッティングは安定していたと思います。

 今大会はグリーン周りからの転がすアプローチの精度が、米ツアーへ挑戦したことで成長したと感じました。最終日に75を打ってしまったことで、精神面、技術、コースマネジメントにおいて、上達しなければならないものを本人が感じ取った一日だったと思います。この経験は渋野選手をさらに強くするでしょう。(女子プロゴルファー)

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