石川遼が今季ツアー2位の9個目イーグル含む69で17位浮上も「自分のすっきり度はそんなに高くない」


11番、ティーショットを放つ石川遼。通算5アンダー37位タイ(カメラ・山崎 賢人)

11番、ティーショットを放つ石川遼。通算5アンダー37位タイ(カメラ・山崎 賢人)

◆男子プロゴルフツアー Sansan・KBCオーガスタ 第2日(27日、福岡・芥屋GC=7210ヤード、パー72)

 ツアー通算17勝で16年大会王者の石川遼(カシオ)が6打差47位で出て、ショットに苦しみながらも1イーグル、3バーディー、2ボギーの69をマーク。通算5アンダーで首位と5打差の17位へと浮上した。

 2019年大会覇者で大会連覇&2週連続優勝を狙う比嘉一貴、大会3勝の池田勇太と同じ注目組。この日最多のギャラリーを連れて回った。最大の見せ場は377ヤードの14番パー4だった。残り119ヤードの右ラフから52度のウェッジでの第2打は目前の木の上を越え、ピン手前で弾んでカップへ消えた。大槻智春(14個)に次ぐツアー2位となる、今季9個目のイーグル。大喝采の中、佐藤賢和キャディーと右手でハイタッチすると、テレビカメラに向けて笑顔で右手親指を突き立てた。

 ところが、16番で第1打を右ラフに入れ、1・5Mのパーパットを外してボギー。17番パー3も第1打を右手前のバンカーに入れてボギー。それでも最終18番パー5は3打目を1Mに寄せてバーディーで締めた。

 首位とは5打差。猛暑の中で風が吹き、全体的にスコアが伸び悩んでV圏内での週末にもやることにブレはない。「自分のすっきり度はそんなに高くないので。淡々と一打、一打と向き合ってって感じですかね。はまった時ははまった時だし。はまらなくても悪くない感じのプレーができることが、すごく大事なので」と調子の波の底上げを誓った。

 28日の第3ラウンドはツアー14勝の谷原秀人、東京五輪代表で賞金ランク1位の星野陸也と同組で、午前9時40分に1番からティーオフする。

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