１６番、セカンドショットを右に曲げOBとなったアマチュアの河本力
◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン第２日（２４日、京都・城陽ＣＣ＝６９６７ヤード、パー７２）
首位と１打差の２位から出たアマチュアの河本力（日体大）は３バーディー、１クアドラプルボギーの７３と伸ばせず、通算５アンダーで６打差の２３位に後退した。
１０番からスタートし、１２番、１３番で連続バーディーを奪うと、一時、通算８アンダーで単独首位に立った。だが、その後の１６番パー５で落とし穴が待っていた。残り２１５ヤードのラフからの第２打は８アイアンを振り抜くと「思いっきり振って（グリーンに）届かそうと思ったら力んでシャンクしました」と右ＯＢへ。打ち直した球は左に曲がって消えた。その後ボールを捜索したが、規定の「３分以内」を過ぎロストボールとなった。「今日は（球が）見つかったが、数秒オーバーで。しかもタイムも１０秒もないぐらいのオーバー。ボールが見つかった方が悔しい」と肩を落とした。
８月に出場した長嶋茂雄招待セガサミーカップとＳａｎｓａｎ・ＫＢＣオーガスタ（ともに予選落ち）でもロストボールがあったといい、ハーフターンまでは「なんで毎回ロストするんだ…もったいない」と表情はくもったままだった。だが、最終９番で２メートルを沈めてバーディーで締めくくった。「ゴルフとしては悪くない感じですが、目標としていたスコアに５打も足りていないので全然ダメだった感じです」と１８ホールを総括した。
昨年の日本オープンで５位に入り、ローアマチュアを獲得した。アマチュアながらプロの中でも実力は示している。決勝ラウンドに向け「優勝するという思いは持っていますが、意識はせずに自分の１日、４アンダーの目標をクリアしたい。いいスコアが出てくれれば（優勝の）チャンスは生まれてくると思うので、いい流れを切らさないようなゴルフをしたい」と冷静に見据えた。