チャン・キム、今年初Vで賞金トップ浮上 日本シリーズJTカップ連覇へ意欲


チャン・キム

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◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック最終日(3日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 チャン・キム(31)=米国=が5バーディー、3ボギーの69で回り通算14アンダー、逃げ切りで今年初Vを飾った。今季2勝目&日本ツアー通算6勝目を記録し、賞金ランク1位に浮上。12月のメジャー・日本シリーズJTカップ(2日開幕・東京よみうりCC、報知新聞社主催)の連覇へ意欲を示した。68の池田勇太(35)=フリー=ら3人が12アンダーで2打差の2位。

 C・キムは、大会恒例のドラコンと“2冠”を果たし「自分のゴルフに自信を持てるし、とてもうれしい」と喜んだ。

 ここ約1か月のテーマは「忍耐」。9番で4メートルのパーパットをしぶとく沈め、10番、11番の連続バーディーにつなげた。「自信を持ち直した」。14番では第1打で338ヤードかっ飛ばして好機をつくり、バーディーとして後続を振り切った。

 コロナ禍で国内外の移動が厳しいため、今季は日本ツアーに専念する意向。この優勝で賞金ランクは1位に浮上し、初の賞金王も視野に入った。前回王者として出場予定の日本シリーズJTカップも控えており「タイトルをもう一度取れれば光栄」。昨年の同大会優勝賞品で獲得した日産車「スカイライン」を運転し、次戦のブリヂストンオープンが行われる千葉へ移動。「勝てたので、7時間のドライブも楽しめる」と気分良く出発した。(宮下 京香)

 ◆チャン・キム 1990年3月24日、韓国生まれ。31歳。2歳で米ハワイ州に移住し、米国国籍を保有。12歳でゴルフを始め、2010年にプロ転向。アジアツアーなどでプレーし、14年に翌年度の日本ツアーの出場権を懸けた予選会1位となり、15年から本格参戦。17年に3勝し、通算6勝。昨季ドライビングディスタンス315・83ヤードで1位。188センチ、102キロ。

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