◆女子プロゴルフツアー ▽2021年メジャー第3戦 日本女子オープン 最終日(4日、栃木・烏山城CC=6550ヤード、パー71)
23歳の勝みなみが6バーディー、1ボギーの66で回って逃げ切り、通算14アンダーで2位に6打差をつけて圧勝した。唯一、4日間60台で回った。5月のリゾートトラストレディス以来のツアー通算6勝目で国内メジャー初優勝。1998年度生まれの黄金世代では、畑岡奈紗、渋野日向子、原英莉花に次ぐ4人目のメジャー覇者に輝いた。
71の西郷真央、68の上田桃子が8アンダーで2位となった。
西村優菜は75と落とし3アンダー4位で、史上3人目の3週連続優勝はならなかった。渋野日向子は1バーディー、3ボギーの73で2アンダーとし、山内日菜子とともに5位だった。
1993、94年賞金女王の平瀬真由美のめいで、注目の飛ばし屋の竹田麗央(りお、熊本国府高3年)が1アンダーの7位でベストアマに輝いた。
原英莉花は69で回り、1オーバーで11位に順位を上げたが、史上3人目の連覇を逃した。
賞金ランク首位の稲見萌寧は75で、9オーバーの52位で終えた。
◆勝 みなみ(かつ・みなみ)1998年7月1日、鹿児島市生まれ。23歳。8歳からゴルフを始める。鹿児島高に入学直後の2014年4月、KKT杯バンテリンレディスで日本女子ツアー史上最年少15歳293日で優勝。73年の清元登子、03年の宮里藍に続くアマ優勝を成し遂げた98年度生まれの「黄金世代」のパイオニア。17年7月のプロテストに一発合格。ツアー通算6勝。賞金ランクは18年9位、19年10位。157センチ、56キロ。
◆勝が達成した記録 日本女子アマ(15年)、日本ジュニア(14年)、女子オープンベストアマ(15年)に続き、女子オープン優勝で日本ゴルフ協会(JGA)主催競技のタイトル4冠となった。宮里藍、諸見里しのぶに次ぐ3人目。