時松隆光「何で?」驚きの急浮上2差4位


ラウンド後、水槽でヒラメを釣り上げた時松

ラウンド後、水槽でヒラメを釣り上げた時松

◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ・ガツーンと飛ばせ 第2日(28日、茨城・美浦GC=6988ヤード、パー71)

 6差40位から出た時松隆光(28)=筑紫ケ丘GC=が7バーディー、1ボギー、この日のベストスコアに並ぶ65。通算7アンダーで2差4位に浮上した。18年5月以来のツアー通算4勝目&現職選手会長8人目Vで最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(12月2~5日・東京よみうりCC=報知新聞社主催)への6年連続出場を決める。68の植竹勇太(26)=セガサミーホールディングス=が9アンダーで首位。

 時松が復調気配だ。前半の12番パー3、第1打を9アイアンでピンそば3メートルにつけてバーディー先行。後半は2番と4番で、いずれもショットで1メートルにつけてバーディーを重ねた。この日のベストスコアタイの65で、初日40位からV圏内の4位に浮上。最近は9戦中5戦で予選落ちと絶不調だっただけに「何で良くなったのか分からない」と首をかしげつつ、ラウンド後は会場内の水槽でヒラメを釣り上げて気分良く一日を終えた。

 前週はツアーがなかったため、新型コロナウイルスの1回目ワクチン接種を受けた。副反応で「肩が痛かった」というが、発熱などはなく「熱があったら、今週は出られなかった」と安どの表情だ。

 選手会長に就任2年目。シーズン中も多忙な業務をこなしながら戦う。練習への影響は「多少はあるが、そんなの言い訳にすぎない」とキッパリ。18年5月の関西オープン以来のツアー通算4勝目、そして19年の石川遼らに続く史上8人目の選手会長Vで、最終戦の切符をつかみ取る。(宮下 京香)

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