佐藤心結
◆女子ゴルフ 最終プロテスト第１日（２日、京都・城陽ＣＣ＝６４００ヤード、パー７２、参加１１２人）
２０２１年度の最終プロテストが始まった。１０月に出場したツアー・スタンレーレディスで渋野日向子にプレーオフで惜敗した佐藤心結（みゆ）が２バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの７５で回り、３オーバーで６打差５３位でスタートした。「全体的にアイアンショットがあまり良くなくて。ピンを狙っていたのに左右のブレが大きくてなかなかバーディーチャンスにつけられず、パーオン率も悪かった」と悔しげに振り返った。
茨城・明秀学園日立高３年でプロテスト初挑戦。スタート前にプレッシャーが押し寄せてきたといい「会場に来てみたら、一気に緊張感が出てきた」。出だしの１０番でボギーの後、１１番パー４ではフェアウェーからの第２打を８アイアンでグリーンをこぼし、痛恨のダブルボギー。「スタートホールの３打目から体がガチガチになり、思うように動かなかった」。後半もスコアを伸ばせず「ラウンド中も気持ちに余裕がなかった。落ち着いてプレーができなかったのが反省」と肩を落とした。
２日目の巻き返しに向けて、指導を受ける三觜（みつはし）喜一コーチに見てもらい、ショットの修正を図る。「悪かったアイアンショットとパターもあまり良くなかったので、しっかり修正したい。気持ちを切り替えてやっていきたい」と残り３日間での挽回を誓った。
◆最終プロテスト ４日間、７２ホールのストロークプレーで行われる。５４ホール終了時点で８０位タイまで、または２０位に８打差の選手のうち、いずれか多い方が最終ラウンドに進出。２０位タイまでが合格となり、入会日は２０２２年１月１日。合格者の第１位の１名には来季のツアー出場権を懸けた最終予選会（３０日～１２月３日、静岡・葛城ＧＣ宇刈Ｃ）の出場権を付与する。