◆男子プロゴルフツアー マイナビABC選手権 プロアマ(3日、兵庫・ABCGC=7217ヤード、パー72)
前週の「ISPSハンダ・ガツーンと飛ばせ」で初優勝を挙げた池村寛世(ディライトワークス)は、優勝をかみしめるとともに、キャディーを務める恋人の坂口琴音さんと今オフにも結婚する考えだと明かした。
プロ9年目で初めてつかんだ優勝は、うれし涙を流して喜んだ。今大会でコースに来ると選手やキャディーから祝福を受け「やっと実感が沸いてきた。勝ったんだな」と再認識。今季残り5戦で賞金ランクトップ10入りを目標に掲げ、心身ともに再スタートを切った。
池村を支えるキャディーの坂口さんとは、19年の地区オープンで出会った。現在はほとんどの大会に帯同し、遠征先で食事を作るなど優勝への道のりをサポート。以前から結婚を視野に交際していたが、「自分に余裕ができた。一段落付いたので」と今オフにも結婚する考えだという。坂口さんは語学留学をするなど英語も身につけており、海外挑戦を考えている池村を大きく後押しする存在だ。
4日からの予選ラウンドは日米通算8勝の小平智(Admiral)、18、19年賞金王の今平周吾(ダイヤ)と同組に入った。「いい組で回れる。すごい楽しみ。この2日間でいろんなものを盗みたい」と池村。実りある時間を過ごす。