プロテストトップ通過の尾関彩美悠、父に報告し笑顔「“よくやった”のスタンプが来ました」


尾関彩美悠

尾関彩美悠

◆女子ゴルフ 最終プロテスト最終日(5日、京都・城陽CC=6400ヤード、パー72、参加85人)

 最終ラウンドが行われ、通算4オーバー、20位タイまでの21人が合格となった。

 6月の日本女子アマ選手権覇者の尾関彩美悠(あみゆ)は1打差2位から出た最終日に3バーディー、1ボギーの70で回り、通算8アンダーでトップ通過を果たした。「すごいうれしいの一言です。ずっと『トップ通過する』といろいろな人に宣言してきた。プロテストまでの2か月間は苦しい日々だったけど、それが今回実ってくれてうれしかったです」と喜びをかみ締めた。

 最も自信があるのは「パター」だ。単独首位で出た高久みなみと一騎打ちでスタートし、1つ伸ばして迎えた10番で3メートルを難なく沈めてバーディーを奪取。最終ホールの18番では3メートルの下りのスライスラインを読み切り、4日間連続バーディーで締めくくった。「本当にうれしかった」。ホールアウト後、ゴルフを教えてくれた父・美成(よしなり)さんに「トップ通過」を報告すると「“よくやった”のスタンプが来ました。うれしさが伝わってきた」と笑顔を見せた。

 日米ツアー通算7勝の渋野日向子や男子ツアーで活躍する久常涼らを輩出した岡山・作陽高3年生だ。「現役高校生でプロゴルファーになれたのはうれしい。作陽の先輩にすごいプロが多いので、自分も後輩にそう言ってもらえるようにしたい」と思いを述べた。作陽高出身の丹萌乃、須江唯加、成沢祐美も合格者に名を連ねたことついては「一緒に合格できてめっちゃうれしい」と喜んだ。

 プロになって取りたいタイトルについては「日本女子オープンで優勝したい」と決意。「今回トップ通過できたのは、今後に向けても自信につながった。ツアーで上位で争える強い選手になって、みんなから応援されるように。大事な時はパター勝負になると思うので、誰にも負けないぐらい練習して、優勝パットを決められるように頑張りたい」と抱負を語った。

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