稲見萌寧、腰痛抱えながらも67で5位浮上「練習場で打てず、最後まで回り切れるか心配だった」


17番、ティーショットを放つ稲見萌寧

17番、ティーショットを放つ稲見萌寧

◆女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック 第2日(5日、滋賀・瀬田GC北C=6616ヤード、パー72)

 腰痛から2戦ぶりに復帰した稲見萌寧(都築電気)は渋野日向子(サントリー)、笹生優花(ICTSI)の海外メジャー覇者たちと同組でプレー。24位で出て6バーディー、1ボギーの67で通算6アンダーに伸ばし、首位と4打差の5位に浮上した。

 稲見は2週前のマスターズGCレディース最終日に腰痛のため、涙の棄権。前週の樋口久子・三菱電機レディスを欠場した。2戦ぶりに復帰した今大会でも本調子ではなく、「昨日(4日)よりも悪化してて、朝、練習場で打てなくて、最後まで回り切れるか心配だった。(メンタル面は)不安でしかない」と振り返った。

 それでも、プレー中はストレッチなど患部をいたわりながら、朝と昼には2度、「痛み止めを飲んで、何とか持ってくれた」と安どした。初日の33パットからこの日は29パットと改善し、好スコアにつながった。ただ、フルショットはできず、状態は6割程度といい、「あと2日、最後まで回り切れたら」と悲壮感を漂わせた。

 今週を含めて残りは4戦で、賞金ランク2位の古江彩佳(富士通)とは約1689万円差。賞金女王争いについては「みんな(周囲)ほど気にしていない。目の前に集中することでいっぱいいっぱい。その日その日に全力を尽くして、頑張ること。後のこと、先のことを考えると集中できない」と強調した。

最新のカテゴリー記事