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臼井麗香(左)と笑顔で話す稲見萌寧
◇女子プロゴルフツアー 伊藤園レディス(12日~14日)▽指定練習日(11日、千葉・グレートアイランドC=6741ヤード、パー72)
賞金ランク1位の稲見萌寧が9ホールの練習ラウンドで調整した。ここ最近は腰痛を抱えながら戦うが、「フルショットはできているけど、あまり振れないので、インパクトからは動きがちょっと変わってきている感じで、違和感しかないですね。(飛距離も)ちょっと落ちています。球がちょっと弱い」と語った。
腰痛の影響で、10月のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースを途中棄権し、その翌週は欠場した。前週のTOTOジャパンクラシックで復帰し、患部に痛みを抱えながらもいきなり2位に入り「一番は4日間回り切れて良かった。しいて言えば、ロングホールであまり(バーディーを)取れなかったのでもったいなかった」と一定の評価をした。
その後は9日に練習を「20球とか」にセーブし、病院に行ってケアを受けた。病院の後には今週に向けて生活雑貨店の「ロフト」で湯たんぽを購入して備えているという。「冷えた方が(患部が)固まって痛くなるかなと思って。あたためないときつい」と話した。
前週は自身が2位に入ったが、賞金ランク2位の古江彩佳が優勝。9月に約7248万円あった古江との差が、前週後には約396万円差に迫られてしまった。それでも「いい意味で考えない」と冷静に口を開き「差を詰められてもしょうがない」と話した。初日(12日)はいずれも初の賞金女王の座を争う古江、ランク3位の小祝さくらと同組。“直接対決”について「(意識は)全然ない」と強調した。今年は今大会を含めて残り3戦。今週もし烈な賞金女王争いが展開されそうだ。