杉山知靖は「かなりマメ」 松山英樹後輩の28歳が日本シリーズJTカップで恩返しへ


10月にツアー初優勝を飾り、笑顔の杉山

10月にツアー初優勝を飾り、笑顔の杉山

◆杉山知靖(28)=レイクウッドコーポレーション=2年連続2度目出場<ブリヂストンオープン優勝>

 20―21年シーズンの国内男子プロゴルフツアー最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップは12月2日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりCC(7023ヤード、パー70)で行われる。21年のツアー優勝者をはじめ、賞金ランク上位の総勢30人が出場する。

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 10月にツアー初優勝を飾った杉山は、常々、周囲への感謝を口にする。「今まで支えてくださった人たちのことが思い出されて、その人たちが喜んでくれたことが僕にとって一番幸せでした」。女手一つで育ててくれた母・智恵さんをはじめ、応援してくれる人への思いが詰まった勝利だった。

 その優勝で日本開催の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(10月21~24日)の出場権を獲得。明徳義塾高の先輩でマスターズ王者の松山英樹との再会も果たし、「松山さんから『優勝おめでとう』と声をかけていただいて、素直にうれしかった」と笑顔で振り返る。

 自身の性格を「かなりマメなタイプ」と言うように、インスタグラムには参加する大会の様子を細かくアップ。所属先の会員から「杉ちゃん、いつも試合でいないから気にしているよ」と言われ、現状を伝えるために始めたという。現在も“社員プロ”としてオフは所属先が運営する神奈川・平塚富士見CCで会員にアドバイスを送っている。

 初出場の昨年大会も初優勝したブリヂストンオープンも無観客での開催だった。グリーン周りの精度は必見。「ぜひ僕のサポーターに応援に来てもらいたいですね」。充実したシーズンの締めくくりの舞台で恩返しのプレーを届ける。(菅原 美沙)

 ◆杉山 知靖(すぎやま・ともやす)1993年4月28日、横浜市生まれ。28歳。5歳の時に祖母の影響でゴルフを始め、高知・明徳義塾高から中央学院大にともに「特待生」で進学。大学在学時の2015年12月、翌シーズン出場権をかけた最終予選会に残りプロ宣言。173センチ、75キロ。

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