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優勝を決めガッツポーズを見せる原英莉花(カメラ・渡辺 了文)
◆女子プロゴルフツアー ▽大王製紙エリエールレディス 最終日(21日、愛媛・エリエールGC松山=6545ヤード、パー71)
2打差の単独首位で出た原英莉花が1イーグル、2バーディー、1ボギーの68で回り、通算17アンダーで制した。17番パー5でイーグルを奪い、混戦を抜け出した。昨年11月のJLPGAツアー選手権リコー杯以来、1年ぶりの今季(20―21年)3勝目、通算4勝目を飾った。
原は今大会前に予定を変更し、師匠の尾崎将司のもとを訪れた。会うなり「ダボ(ダブルボギー)打ち過ぎだろう」と叱られ、「(スイングの)振り切りが悪い」と指摘されたと明かした。「自信のなさがプレーに出ていた」と反省し、今週は攻めのプレーを貫いた。大会中には「残り2戦で絶対優勝したい」と、意気込みを語っていた。
69の柏原明日架、64の鈴木愛、67の福田真未が3打差の14アンダーの2位で並んだ。三ケ島かなが13アンダーの5位。今季国内最終戦の渋野日向子は68で、9アンダーの12位となった。
賞金ランク1位の稲見萌寧、約1697万円差のランク2位で追う古江彩佳はともに8アンダーの19位で終えた。賞金女王争いは次週の最終戦、JLPGAツアー選手権リコー杯に持ち越された。