中島啓太は伸ばせず1アンダー15位「グリーン上で攻めていかないと」


1番、サングラスをかけてティーショットに臨む中島啓太は通算1アンダーの15位タイに後退した(カメラ・竜田 卓)

1番、サングラスをかけてティーショットに臨む中島啓太は通算1アンダーの15位タイに後退した(カメラ・竜田 卓)

◆男子プロゴルフツアー 最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 第2日(3日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70、報知新聞社主催)

 9位から出た世界アマチュアランク1位の中島啓太(日体大3年)は、6バーディー、6ボギーの70とスコアを伸ばせず、2日目は通算1アンダーの15位に後退した。

 前半から出入りの激しいゴルフとなった。1番をボギー発進すると、2番でバーディー。しかし、3、4番で連続ボギーをたたくなど、前半をイーブンパーで折り返した。後半の17番では、第2打がテレビ塔に当たって右にそれ、パーオンできずにボギー。それでもグリーンが急傾斜の18番は「あそこに止まってくれたのが奇跡」と、手前2・5メートルにボールがピタリ。上りのバーディーパットは決められなかったものの、しっかりとパーで上がり「価値のあるパー。あしたにつながってくれると思います」と前を向いた。

 勉強の一日になった。同組の星野陸也(興和)がスコアを4つ伸ばして2位に浮上し、谷原秀人(国際スポーツ振興協会)も3つ伸ばして3位に入った。経験豊富な2人のプレーを間近で見たことで「(2人ともパッティングを)強気に打っている。決め打ちしてくる所は勉強になった。自分は合わせにいってびびってる。消極的になるところもあったので、グリーン上で攻めていかないといけない」と大きな収穫を得た。

 日本シリーズJTカップは、2007年の石川遼(24位)、11年の松山英樹(21位)に続く3人目のアマチュア出場。先輩越えに向けて「2日間バーディーは取れているので、そこは継続させていきながら、細かいミスだったり、ラインの読み間違いをなくしていけば最終日はいいゴルフができると思います。自分はやるだけなので、出し切りたい」と意気込んだ。

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