稲森佑貴、5差5位に後退も逆転賞金王に闘志…首位・宮里優作の巧技には驚嘆「神がかり的で目の保養」


1番、チップインバーディーを決めた稲森佑貴は通算4の5位タイ(カメラ・竜田 卓)

1番、チップインバーディーを決めた稲森佑貴は通算4の5位タイ(カメラ・竜田 卓)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー2020―21年最終戦 日本シリーズJTカップ 第2日(3日、東京・稲城市 東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 通算2勝の賞金ランキング5位で、2位から出た稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)は、2日目は4バーディー、4ボギーの70で通算4アンダー5位に後退した。「今日はいい意味で目標がイーブンだった。あがりの3ホール(16~18番)をクリアすることができたので、2日目にしてはいい流れが来ているのかなと思います」と前向きに話した。

 初日は1差2位と好発進し、この日は単独首位の宮里優作(フリー)と同組で回った。確実にバーディーを奪い、65でスコアを伸ばした宮里の巧技には「優作さんが神がかり的に入っていた。個人的には目の保養になっていた。もちろん飛距離も出ているんですけど、そこからの攻め方は勉強になる」と驚嘆。宮里の勢いにあやかるように終盤は稲森も調子を取り戻し、イーブンパーにつなげた。

 逆転賞金王には、ランク首位のC・キム(米国)が11位以下となり、自身の優勝が条件。相乗効果で流れに乗り始めた27歳は「いいイメージの維持とか、(首位と)差はありますけど、まだ2日ある。(逆転の)可能性はあると思っているので、あきらめずに頑張っていきたい」と闘志を燃やした。

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