新人戦に出場する佐久間朱莉
女子プロゴルフの新人戦、加賀電子カップは９日から２日間、千葉・グレートアイランドＣ（６６２５ヤード、パー７２）で行われる。２０２０年度最終プロテスト（新型コロナの影響で今年６月実施）合格者２２人が賞金総額１０００万円、優勝賞金１８０万円を懸けて争う。
尾崎将司（７４）の教え子で、初挑戦のプロテストでトップ合格した佐久間朱莉（１８）＝フリー＝は「優勝してジャンボさんにいい報告ができるように」と活躍を誓った。前週に行われたツアー出場資格を争う最終予選会（静岡）で１４位通過し、来季前半戦の出場権を得た。「ホッとした気持ちもあるけど、気を引き締めて新人戦の会場に来た」。この日は雨の中、練習ラウンドで調整した。
歴代優勝者は不動裕理、横峯さくら、上田桃子、森田理香子が賞金女王となっており、登竜門の大会でもある。１８年は同じジャンボ軍団の原英莉花（２２）が優勝し、「先輩方のように大きな舞台で活躍したい」と意気込んだ。６月のプロ入り後はツアー５戦に出場。「来年のうちに１勝したい」と目標を掲げた１８歳が最終戦を最高の形で締めくくる。（岩原 正幸）
◆佐久間 朱莉（さくま・しゅり）２００２年１２月１１日、埼玉・川越市生まれ。１８歳。父の影響で３歳から競技を始める。１４年に関東小学生ゴルフ優勝、１６＆１８年に関東ジュニア（世代別）で優勝。１９年日本ジュニア２位。昨年はアマ日本代表入り。今春、埼玉平成高を卒業し、６月のプロテストに一発合格。１１月に下部ツアーで初Ｖ。得意クラブは８アイアン。師匠は尾崎将司。１５５センチ。