松山英樹が63の猛追でヘンリーとのプレーオフへ ソニー・オープン最終日


◆米男子プロゴルフツアー ソニー・オープン 最終日(16日、米ハワイ州ワイアラエCC=7044ヤード、パー70)

 日本男子歴代最多7勝の松山英樹(LEXUS)が2打差2位で出て7バーディー、ボギーなしの63をマーク。通算23アンダーで13年大会王者のラッセル・ヘンリー(米国)と並んで、プレーオフに突入した。

 常夏の島での最終日。松山は勝負カラーの黄色のウェアに身を包み、2011年に米ツアーに初出場した原点の大会で1983年の青木功以来となる日本人優勝を目指した。2番で得意のアイアンでピン下2メートルにつけてバーディーが先行した。4番も左下2M、8番もピン下2Mにつけて伸ばした。ところが、9番パー5は2オン3パットのパーで、前半3つ伸ばして折り返した。同じ最終日最終組のヘンリーが1イーグル、3バーディーと前半5つ伸ばして、2位の松山は5打差に引き離された。

 それでも後半に入ると、マスターズ王者は猛追を演じた。10番で2Mにつけ、11番は4Mを沈めて連続バーディーで2打差とした。15番で6Mのバーディーパットを決めて1打差まで詰め寄った。最終18番パー5で2オン2パットのバーディーで追いついた。プレーオフで、アジア人最多に並ぶツアー通算8勝目に挑む。

 通算3勝のヘンリーは、松山と同じ最終日最終組で1イーグル、3バーディー、1ボギーの65をマーク。最終18番で3Mのバーディーパットを外し、通算23アンダーでプレーオフとなった。

 米ツアー1勝の小平智(Admiral)は6バーディー、1ボギーの65をマーク。15アンダーの12位となった。アマチュアの中島啓太(日体大3年)は39位で出て5バーディー、2ボギーの67で回り、10アンダーの41位で終えた。ラウンド後は松山組について歩き、応援する姿も見られた。

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