山下美夢有「目標はメジャー優勝!」 期待の20歳インタ&飛距離UPのスイング自己解説


「メジャー優勝」を22年シーズンの目標に掲げた山下美夢有

「メジャー優勝」を22年シーズンの目標に掲げた山下美夢有

 昨シーズンのKKTバンテリンレディスでプロ初優勝を飾った山下美夢有=加賀電子=がこのほど、スポーツ報知のインタビューに応じた。2020-21年シーズンを振り返るとともに、初Vの思い出や、いまハマっている趣味など、関西期待の20歳の女子プロの素顔に迫る。また、150センチと小柄な山下プロが、飛距離20ヤードアップを実現したスイングを披露。アマチュアでも飛距離アップできるポイントを解説してもらった。(取材・構成=三木 勝彦)

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 ―コロナ禍で統合された20-21年シーズンは新人ながら初優勝。賞金ランクは13位と大活躍した。

 「19年にプロテストに合格。20年のアース・モンダミンカップでツアーデビューしましたが、結果は予選落ち。ツアー初試合では、緊張して全く自分のプレーができなかったことを覚えています。その後は緊張をほぐすために、楽しく笑顔でプレーするように心がけています。私が笑顔を絶やさずにプレーしていると、ファンの方々も自然と笑顔になるでしょ? また、シーズンを通して戦える体力が必要なことを痛感しました。このオフは、走り込みを増やしていこうと思っています。いままで30分走でしたが、瞬発力が養われる短距離走を加えたいと思います」

 ―昨季を自己採点すると?

 「80点ですね。バンテリンで優勝できましたが、後半戦が伸び悩みました。その点がマイナスポイントです」

 ―KKTバンテリンレディスで初優勝した時の気持ちは?

 「実は直前の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンでは調子が良くなかった。(コーチの)父と相談しながら練習していましたが、なぜかスイングがしっくりしない。予選は何とか通過できたものの、上位に行けませんでした(結果は24位)。次戦のバンテリンの練習ラウンド時、父に『バックスイングが大きくなってオーバースイング気味になっている』と指摘され、トップをコンパクトにするように意識するとショットが復調。いままでで一番仕上がった状態で本戦に臨むことができました。父のアドバイスがあったからこそ、優勝できたと思います」

 ―まさに父親と二人三脚でつかんだ勝利。初優勝はやはり緊張した?

 「それがなかったんですよ(笑)。初優勝がかかった最終日でもプレッシャーは全く感じなかった。残り3ホールが一番集中していましたね。気がついたら首位でホールアウトしていた」

 ―いま感謝の気持ちを伝えたい人は?

 「まずは父です。いつも私のスイングを身近で見ているので的確なアドバイスをしてくれる。一番信頼するコーチでもあります。もう一人、お世話になった人がいます。中嶋常幸プロです。21年の開幕戦直前に指導を仰ぐことができました。特に苦手にしていたアプローチに関しては、中嶋プロの指導のもと、ひたすら繰り返し練習しました。おかげでアプローチが飛躍的に向上して、昨シーズンの優勝、そしてリカバリー率1位を獲得することができました。中嶋プロに感謝です」

 ―優勝して何か変わったことは?

 「インスタのフォロワーがどーんと増えましたね(笑)。優勝するとこんなに注目されるのですね。今年も優勝してもっとフォロワーを増やすぞ!」

 ―仲の良いプロは?

 「鈴木愛さんです。一緒にラウンドしたときにとても楽しかったので、試合の合間に時々遊びに行ったりしています」

 ―ゴルフ以外に趣味は?

 「シーズンオフになって初めてゴルフ以外の趣味を持ちました。映画です。映画はおもしろいですね。気分がとてもリフレッシュできます」

 ―最後に、今シーズンの目標をズバリ。

 「国内メジャーで優勝したい。リカバリー率が上がったおかげで、スコアは安定してきましたが、まだまだ満足はしていない。ショット、パットともにもっと精度を上げていきたい。そうすればメジャー制覇も可能だと思っています。みなさん、これからも応援よろしくお願い致します」(取材協力=花吉野カンツリー俱楽部)

◆「150センチでも20ヤード飛距離アップできる」スイングを自己解説

 私のドライバーショットを解説します。私はアドレスでクローズドスタンスになるクセがあるので、逆にオープン気味に構えています。テイクバックは大きく上げるイメージを持ちます。

 そしてトップは、オーバースイングにならないようにコンパクトなトップ位置を意識。ダウンスイングは、下半身始動で左腰を引くように動かすと、勝手にクラブが下りてきます。手でクラブを下ろそうとすると下半身がロックされるので要注意です。

 そのまま自然にインパクトを迎えます。フォローは大きく取りましょう。そしてフィニッシュは最後までしっかりと振り切ります。これがプラス20ヤードを実現したドライバーショットです。

 ◆山下 美夢有(やました・みゆう)2001年8月2日、大阪・寝屋川市生まれ。20歳。大阪桐蔭高3年時の19年に全国高等学校ゴルフ選手権で優勝。同年11月のプロテストに合格する。20年からツアーに参戦。21年4月のKTTバンテリンレディスで初優勝。賞金ランクは13位。加賀電子所属。150センチ、52キロ。

最新のカテゴリー記事