10歳「天才少女」須藤弥勒、ゴルフ5と年間推定1000万円超の超大型契約!卓球の福原愛さん並みの衝撃


10歳ながらゴルフ5と所属契約を結んだ須藤弥勒(右はゴルフ5を運営するアルペングループの水野敦之社長)(提供写真)

10歳ながらゴルフ5と所属契約を結んだ須藤弥勒(右はゴルフ5を運営するアルペングループの水野敦之社長)(提供写真)

 ゴルフ世界ジュニアメジャー4勝を誇り「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(すとう・みろく)が10歳にしてゴルフ専門店やゴルフ場などを展開する「ゴルフ5」と所属契約、並びにマネジメント契約を結んだことが21日、分かった。ゴルフ5を運営するアルペングループは弥勒の将来性とタレント性を高く評価。関係者によると、プロのシード選手と同等の年間推定1000万円を超える長期契約を締結したという。今年の1月からアマ資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になった。ゴルフ5のバックアップを受けて弥勒は「伝説のゴルファーになります」と力強く宣言した。

 弥勒が「天才少女」のニックネームにふさわしい超大型契約を結んだ。

 「ゴルフ5さんの所属選手になれてうれしいです! これまでも、たくさん応援してもらってますが、長期間の契約をしていただいて、光栄に思っています」と弥勒は満面の笑顔で話した。

 ゴルフ規則を管轄する英国のロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ・オブ・セントアンドリュース(R&A)と米国ゴルフ協会(USGA)はアマ資格規定の改定を2022年1月から発効させた。そのひとつに「すべてのスポンサー関連の制限を廃止する」(日本ゴルフ協会の和訳)がある。この改定を受け、10歳ながら抜群の存在感を持つ弥勒のもとにはスポンサーからオファーが殺到した。

 その中で相思相愛となったのがゴルフ5だった。ゴルフ5を運営するアルペングループは1972年に名古屋市内で15坪の小さなスキーショップとして誕生。以来、一貫したチャレンジ精神で成長を続け、今年、50周年を迎えた。世界ジュニアを連覇した実力と「伝説のゴルファーになる!」と宣言する独特のキャラクターの弥勒を5歳の時から注目し、茨城・GOLF5カントリーサニーフィールドで存分に練習ができる環境を提供するなどサポートを続けてきた。今回、アマ資格の規定が大幅に改定されたことで須藤家に所属契約をオファーし、須藤家も喜んで受け入れた。弥勒の父・憲一さんは「伝説のゴルファーになるという弥勒の夢をこのような形で応援していただき、感謝しかありません」と丁重に話した。

 当初、ゴルフ5は1月中にアルペングループ本社がある名古屋市内で契約に関する記者会見を行う予定だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止されたが、大々的な会見を企画するほど、弥勒への期待は大きい。

 関係者の話を総合すると、10歳のジュニアゴルファーに対し、プロツアーのシード選手級の好条件で契約したという。女子プロの年間所属契約料は最高クラスで3000万円~5000万円、シード1年目クラスで数百万円と言われている。ゴルフ5は将来的に弥勒のプロ転向を見据えてマネジメント契約も締結。トータルで年間1000万円を超え、プロになるまで複数年の長期の超大型契約を結んだと見られている。

 1999年3月に10歳でプロ登録した卓球の福原愛さんに対し、2001年に中学校への進学を機に、当時所属していたミキハウスJSCを運営するミキハウスは推定1000万円の契約金を準備したと言われている。卓球界伝説の「天才少女」に並ぶ衝撃的な大型契約と言えそうだ。

 「ゴルフ5さんのサポートのお陰で、コースで実践的な練習ができることがゴルフ技術の向上に大きく影響していると感じています。これから、もっともっと練習して、伝説のゴルファーになれるよう頑張ります!」と弥勒は力強く話す。規則改定によって大変革したアマゴルフ界の“顔”として、弥勒は世界を目指す。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。10歳。東大出身の父・憲一さんの指導で2歳からゴルフを始める。17、18年に世界ジュニアゴルフで連覇。現在、ドライバーの飛距離は220~230ヤード。家族は父、元フィギュアスケート選手の母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。145センチ、52キロ。

 ◆ゴルフ5(ファイブ) 1972年、名古屋市で創業したアルペンが1983年に1号店を愛知・春日井市に開店。2021年12月時点で全国に195店を展開。ゴルフ5カントリーのブランドで全国の6コースのゴルフ場を運営。毎年9月上旬に女子プロゴルフツアーのゴルフ5レディスを開催している。所属契約プロには昨季の女子ツアー賞金ランク34位の穴井詩、同48位のイ・ナリらがいる。

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