渋野日向子
米女子プロゴルフツアーのホンダＬＰＧＡが１０日から４日間、タイのサイアムＣＣ（６５７６ヤード、パー７２）で行われる。日本勢は笹生優花（ＩＣＴＳＩ）、畑岡奈紗（アビームコンサルティング）、渋野日向子（サントリー）の３選手が出場する。
昨年大会（３４位）に続く２度目出場の渋野は９日、プロアマ戦で調整。「グリーンがかなり難しい。ショットの精度が試されるコースだと思います。ラフがねちっこいというか難しい。今日回ってみた感じではあんまりグリーンのランが出ない分、（ショットなどで）ダイレクトに狙っていける感じではあるので、がっついていけるように頑張りたい」と意気込んだ。
昨年末の最終予選会を２０位で通過し、ツアー会員として前週のＨＳＢＣ女子世界選手権で念願の本格デビューを果たした。ツアー会員になった実感はまだ「ない」というが「みんなが温かく迎えてくれる。少しはなじめてきたかな」。前週の最終日は６８をマークし、通算１アンダーの４７位で終えた。２２年自身初戦で、オフに取り組んだショットに手応えも実感。「悔いの残る１週間だったと思うけど、最終日にいいスコアが出せていい終わり方はできた。後半はショットの安定感でもすごい良かった。こういうゴルフが毎日できればいいと思いました」と振り返った。
シンガポールから“ほほえみの国”タイに入った。転戦の唯一の楽しみとも言える「現地で食べたいもの」について問われると、タイの名物「空芯菜」といい、「大好き過ぎて…」と笑った。
１９年のメジャー、ＡＩＧ全英女子オープンを制覇している渋野。第１ラウンド（１０日）は、メジャー通算２勝の柳簫然（ユ・ソヨン、韓国）、同１勝のハナ・グリーン（オーストラリア）とのメジャー覇者３人で同組となった。「先週は良かった点も悪かった点もいろいろあったので、今週はそれを生かせるように。今週はいい位置で終われるように頑張りたいと思います」。ツアー本格デビュー２戦目での上位争いを見据えた。
ＷＯＷＯＷライブでは大会の模様を１０日午後１時から連日生中継、ライブ配信する。