稲見萌寧、昨年の優勝は「思い出さない」 昨年は今大会から“常勝ロード”築いた


プロアマ大会で笑顔を見せる稲見萌寧(カメラ・豊田 秀一)

プロアマ大会で笑顔を見せる稲見萌寧(カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー ▽明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント プロアマ日(10日、高知・土佐CC=6228ヤード、パー72)

 昨年大会覇者の稲見萌寧(Rakuten)が10日、プロアマ戦で調整した。「ここのコースは苦手だけど、去年は勝てたので、なるべくディフェンディング(チャンピオン)として、まずは予選を通って、ちょっとでも大会を盛り上げられるようにできたらいいと思います」と力を込めた。

 昨年大会は最終日に76で回り、通算6アンダーで首位に並んだ永井花奈との3ホールのプレーオフを制した。昨年はこの優勝から計8勝を積み重ね(20―21年シーズンでは9勝)、初の賞金女王に輝いた。「強い稲見」の始まりの大会になったとも言えるが「(昨年のことは)全然思い出さない」とキッパリ。今年のグリーンは「去年より硬さ、スピードもある」といい、難コース攻略に集中し「タフなコース。安全ラインに(ショットで)しっかり置けるようにしたい」と見据えた。

 前週のツアー開幕戦、ダイキンオーキッドレディスでは、4位から出た最終日に74と伸ばせず、10位だった。前戦の開催地の沖縄と今週の高知では、例年で5度近くの寒暖差もあり「(スイング時は)服装によっても感覚は違う。なるべく早く対応したい」。今季初勝利で今年もこの大会から“常勝ロード”を築けるか。稲見の戦いが始まる。

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