開幕戦で初V・西郷真央、師匠のジャンボに報告時も涙出ず「初めて電話して緊張した」


プロアマ大会で笑顔を見せる西郷真央(カメラ・豊田 秀一)

プロアマ大会で笑顔を見せる西郷真央(カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー ▽明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント プロアマ日(10日、高知・土佐CC=6228ヤード、パー72)

 前週の今季ツアー開幕戦、ダイキンオーキッドレディス(沖縄)でツアー初優勝を飾った西郷真央(島津製作所)が10日、プロアマ戦で調整した。初の2戦連続Vも懸かる今大会に向け、「昨年は予選通過できなかったコースなので、まずはしっかり予選通過できるように気を引き締めてプレーして、週末に向けて調子を上げていけたらと思います」と気持ちを高めた。

 初優勝後は沖縄から拠点の千葉には帰らず、そのまま高知に入った。そのため、師匠の尾崎将司には優勝当日(6日)の夜に電話で報告。優勝会見で「喜びの涙を流すにはまだ早い」と、うれし涙を見せなかった。師匠への報告時は、さすがに泣いたのかと思いきや、涙は流せなかったという。「(ジャンボさんに)初めて電話をしたので、緊張してしまいました」と苦笑い。ただ、師匠から「良かったな。2勝目も頼むぞ! 」と、祝福の言葉をかけられたことをうれしそうに明かした。

 初優勝までは2位を7度経験。前週の最終日は持ち前のショットに加え、最終18番で磨いてきた小技も光って5打差をひっくり返した。「結果論ではあるけど、最後のあと一歩の力が大切だと思います。諦めずにやり続けることで結果につながる」と語気を強めた。初優勝の会見では「2勝、3勝として強い選手になりたい」と決意した20歳。師匠の言葉を胸に、次の目標へと突き進む。

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