国内男子ゴルフツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は都内で25日、定時社員総会と臨時理事会を開き、青木功会長が再任された。今年8月に80歳を迎える青木会長は4期目となり、任期は2年。1999年のJGTO発足から初代会長を勤めた島田幸作元会長(99年~08年3月)に次ぐ長期政権を築くことになった。
青木会長は再任後に都内で取材に応じ「もう6年やって今年80歳になるので、そろそろ引退かなと思ってやっていたけど、また1期ということで老体にむち打ってやっていくから」と笑顔を交えながら決意を表明した。同席したJGTOの佐藤信人広報理事も「今まで種をまいてきたところがもう少しで実になりそう感じはしている。もう1期やってスムーズに次の人につないでいきましょうと、結論を出しました」と説明した。
青木会長は2月に右肩の腱板断裂手術を受けて約1か月だと明かし、右肩を固定する器具を身につけていた。あと1週間から10日ほどで器具を外せるとし、その後、リハビリに入って8月頃には球を打てるようになるという。「青木功のゴルフ人生の中で半年間ゴルフをやらないのは初めてだ。これが現役だったら、殺された、みたいなもんだよ。だけど、これも青木功のゴルフ人生の1ページだと思う。心配しないで」と語った。
JGTOの理事は2人増えて19人となり、今年から選手会長を務める谷原秀人、靴小売チェーン・エービーシー・マートの創業者、三木正浩氏が新たに副会長に就任した。ともに選手会の副会長の中西直人、堀川未来夢らも理事に加わった。