金谷拓実、2度目のマスターズへ「しっかり自分らしいプレーを」


パッティング練習場で調整する金谷

パッティング練習場で調整する金谷

◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ(4月7~10日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7510ヤード、パー72)

 【オーガスタ(米ジョージア)6日=岩原正幸】大会2度目、メジャー6度目の出場となる金谷拓実(Yogibo)は9ホールの練習ラウンド後、パッティング練習に多くの時間を割き最終調整した。

 アマチュア時代の2019年大会では予選を通過して58位。「大きな大会で緊張すると思うけど、しっかり自分らしいプレーをしたい。今週頑張ることでツアーカードなどいろいろものがかかってくるので、次につながるように。4日間いいプレーがしたい」と意気込んだ。

 5、6日の練習日は悪天候に見舞われたが「天気が悪くてもコースのコンディションはいい。グリーンの硬さは出ていた。難しさはあると思うけど、とにかく自分らしいゴルフを。どのホールも大事だが、とにかく1番でいいプレーができれば緊張もどんどん取れていくと思う」と冷静に見据えた。

 1月から海外を転戦し、2週前のデルテクノロジーズ・マッチプレーでは16強入り。東北福祉大の先輩で慕う松山英樹とも一緒に練習し「いつもたくさんアドバイスをもらっている。そういう経験が、いい結果につながった。今週も生かしたい」と意欲的に語った。

 自身が19年大会出場につながった“前年のアジアアマVからのマスターズ切符”というルートは松山、今回の中島啓太(日体大4年)で日本人3人目。金谷は「啓太君は(自身が)アマチュアの時からずっと練習してきた仲間。(アマ日本代表の)ジョーンズ・コーチも喜んでくれていると思う。練習ラウンドもたくさん一緒にできて、とにかくみんな頑張りたい」と力を込めた。

 日本人選手が続けて世界でのキャリアを積んでいる現状についても「松山さんが最初にアマチュアとして出場して、アマチュアの時は『松山さんみたいな選手になる』という道しるべを示してもらった。僕もそうだし、啓太君もそう。つながっているというのは松山選手のおかげだと思う」と話した。

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