◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社特別協力 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン プロアマ戦(7日、埼玉・石坂GC=6475ヤード、パー72)
昨年大会覇者の稲見萌寧(Rakuten)が“ダブルディフェンディング”に挑む。昨年までの兵庫・花屋敷GCよかわCから埼玉・石坂GCに会場を移して開催。19年7月にセンチュリー21レディスで初優勝を飾った地でもあり「“ダブルディフェンディング”という感覚ではありますけど、3年前のことなので。まずは今年の目標である1勝を目指したい」と気持ちを高めた。
昨季は9勝を挙げ、初の賞金女王に輝いた。だが、今季は開幕戦で10位に入ったものの、連覇が懸かった前週は予選落ちと足踏みしている。「(体の)どこかが痛いとかはないけど、スイングとか細かい感覚の部分がかみ合っていないと感じています。一番はパターです」。腰痛もあって不安があった体調面、技術面で懸命に調整を重ねており、この日もプロアマ戦後夕暮れまでパッティンググリーンで球を転がした。
6日には10番から練習ラウンドを行った。3年前の初優勝時に「一番印象に残っている」というバーディーで優勝を決めた18番では同組と会話しながら思い返した。「よくこのピンポジションでここに寄ったな。よくショットでビタビタつけていたな…」。自虐的にはなったが、好相性のコースで復調へ歩み出すきっかけにしたい。復調を待つファンに向けては「今年に入ってあまりいいプレーを見せられていなくて。なるべく早く上位で争えるように頑張りたい」とエールも背に状態を上げていく。