西郷真央が最年少で3週連続Vへ「やろうと思ってできることではない」 全米女子OPに出場登録


プロアマ戦の18番でパットを放つ西郷(埼玉・石坂GCで)

プロアマ戦の18番でパットを放つ西郷(埼玉・石坂GCで)

◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社特別協力 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン プロアマ戦(7日、埼玉・石坂GC=6475ヤード、パー72)

 今季ツアーで5戦中3勝と今一番勢いがある西郷真央(島津製作所)は1988年のツアー制施行後、史上最年少20歳で、ツアー3人目(07年全美貞、19年鈴木愛)の3週連続優勝を目指す。「コースが違うし、それほど難しいことだと感じています。今まで素晴らしい選手がいた中で、2人しか達成できていない。やろうと思ってできることではないと思う。そこに挑戦できるのはすごくありがたいこと。質の高い集中力で意識せずにプレーしたい」と冷静に見据えた。

 この日のプロアマ戦では日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長と同組で回った。ラウンド中に「『優勝したときの心境はどうだったの?』という会話をしました」。日米通算14勝のレジェンドの前でやや緊張した面持ちだったが、最後は笑顔で上がった。

 また、出場権を持つ6月の海外メジャー、全米女子オープン(2日~5日)米ノースカロライナ州パインニードルズ・ロッジ&GC)出場ついては「申し込みました」と登録を済ませたと明かした。世界ジュニアには出場したことはあるが、プロ転向後海外での試合は初めて。「時差ボケとかあると思うので」と前週から現地に入る見通し。初メジャーに向け「もともと今年が始まる前からジャンボさんには海外メジャーに挑戦したいと話していました。今の自分の技術でどう戦えるか知りたい。まずは予選を通過して最終日までしっかり戦いたい」と決意した。

 今季は開幕から5戦中3勝と驚異の数字をたたき出しているが「3勝したからといって気を緩めることなく練習を頑張りたい」と冷静に受け止める。20歳が勢いそのまま快挙に挑戦する。

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