昨年覇者・稲見萌寧が今季自己最高4位発進「コツコツ積み重ねて結果を出して自信を」


13番で桜をバックにティーショットを放つ稲見萌寧

13番で桜をバックにティーショットを放つ稲見萌寧

◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社特別協力 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 第1日(8日、埼玉・石坂GC=6475ヤード、パー72)

 昨年大会覇者の稲見萌寧(Rakuten)が4バーディー、1ボギーの69で回り、3アンダーで今季自己最高の4位発進した。「(スイングは)ずっと考えながらやっているけど、昨日よりは少しまとまったかなと思います」と復調への“前進”を口にした。

 昨季は9勝を挙げて飛躍のシーズンを過ごした。だが、今季は連覇に挑んだ前週のヤマハレディースで予選落ちするなど足踏み。前戦からはトレーナーと契約を解除し、体のコンディション面で不安も抱えながら戦う。初日はショットで感覚は戻りきっていないが、不規則な風が吹いた16番パー3で、第1打を5ウッドで「コントロール」してピン右手前7メートルへ。これを沈めてバーディーを奪取。ややスッキリした表情でラウンドを終えた。

 今季の目標は「まず1勝」を掲げる。今年は昨年までの兵庫から舞台を移して行われるが、19年にセンチュリー21レディスで初優勝を飾ったコースだけに思い入れもある。「上位で戦える試合が少ないので、その辺の自信は少ないけど、毎日コツコツ積み重ねて結果を出し、自信をつけていくしかないと思っている。なるべく難しく考え過ぎないように頑張りたい」。今季初勝利も見える位置だが、まずは目の前に集中する。

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