昨季賞金女王・稲見萌寧「夏くらいに調子が上がっていけば」 ショット、パット復調へ前向き


練習ラウンドで笑顔を見せる稲見萌寧(カメラ・今西 淳)

練習ラウンドで笑顔を見せる稲見萌寧(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 練習日(3日、茨城・茨城GC西C=6680ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 2021年に8勝を挙げて、昨季(20―21年)賞金女王に輝いた稲見萌寧(Rakuten)は「体(の状態)とかは関係なく上位で戦いたい。なるべく少しでもいいスコアであがれるように」と、昨年2位の大会に向けて力を込めた。

 今季は富士フイルム・スタジオアリス女子オープンの2位が最高で、予選落ちも2回と本来の姿をなかなか取り戻せていない。現状を分析し「あまりいい成績が出せていないので、自信がなくなってきている。体がうまくいってない。ピンをうまく攻めていけない」と悩みを吐露した。

 その上で「一番影響を受けたのはパッティング。去年は、体が安定して軸がぶれずにできていたけど、重心バランスが合わなくて、ブレてしまったり、再現性ももうひとつ」と明かした。平均パット数も昨季の1・7666(2位)から、今季は1・8282(36位)となっている。

 ショット面でも「うまくスイングできなくて、そこ(体の感覚)がマッチしていない。これだと調子上がらない」としたが、オフの期間からトレーナー選びに試行錯誤していた中、このほど昨年までみてもらっていたトレーナーと合意したことを明かした。「ようやく(気持ちが)すっきりしてきた。これで徐々に(感覚を)直していき、夏くらいにどんどん調子が上がっていけばいい」と前向きに話した。

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