女子ゴルフ黄金世代・高橋彩華「食べたから大丈夫っしょ!」“肉パワー”で2勝目狙う


練習ラウンドで笑顔を見せる高橋彩華(カメラ・今西 淳)

練習ラウンドで笑顔を見せる高橋彩華(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 練習日(3日、茨城・茨城GC西C=6680ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 2週前のフジサンケイレディスで、黄金世代(1998年度生まれ)11人目となる自身初優勝を飾った高橋彩華(東芝)が練習後に取材対応し「先週までは、先々週に続いてショットの調子が良かったけど、いまは(トレーニングによる)筋肉痛(が残り)過ぎて調子がよく分かんないです。まあ多分、大丈夫かな」と脱力コメントで笑わせた。

 先週のパナソニックオープンでも3位に健闘。「優勝して自分の気が抜けていないのかが心配だったけど、そんなことはなく、いつもどおりできたのが良かった」と笑顔を見せた。今季は、ここまでの9試合でトップ10入りが5度。悲願だったツアー初タイトルを手にしたことで「初日を迎える前までの不安感がちょっと減って、ゴルフがしやすくなった。勝たなきゃいけないという気持ちが毎試合あって、そこの不安が大きかったけど、今は逆に早く2勝目をしたい楽しみがある」と心境の変化を好調の要因の1つに挙げた。

 昨年のこの大会は第2日に首位に立つと、2位に3打差をつけて最終日を迎えたが、2つスコアを落として5位に終わった。リベンジしたい気持ちはあるが、昨年の東コースから西コースに変更された点を指摘。「頑張りたい気持ちはあるけど、あんまり得意意識がない。西の方がグリーンが難しくて、距離が長いなと。ジュニアの時から西コースを何回か回ってきたけど、あんまりいいイメージが、スコアの出るイメージがない。いまの実力になって、どうなるかはわからないけど、東コースよりはちょっと不安」と表情を曇らせた。

 キーホールについても1つだけを挙げることなく、「全部のホール、フェアウェーを外すとダボ(ダブルボギー)がいつでも見えてくるコースなので、ドライバーを使うホールはティーショットが全部、大事になるかなと思う。安全第一に攻めていきたい」と最大級の警戒心を伝えた。

 再び頬を緩めたのは、現在のゲン担ぎを明かした場面。「あまりしないけど、強いて言うなら試合期間中の夜ご飯は、お肉を食べるようにしている。牛、豚、鶏…お肉という分類の何かを食べようと。パワーが効くかなと思って。食べたから大丈夫っしょ!みたいな」と目尻を下げた高橋。今週も“肉パワー”をつけて、2勝目を狙う。

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