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13番、ティーショットを放つ西郷真央
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(5日、茨城・茨城GC西C=6680ヤード、パー72、報知新聞社後援)
今季ツアー4勝の西郷真央(島津製作所)が1バーディー、6ボギー、1ダブルボギー、今季自己ワーストの79で回り、7オーバーで首位と15打差の104位と大きく出遅れた。優勝した4月のヤマハレディース最終ラウンドで出した76を下回った。同じ20歳の山下美夢有(加賀電子)が西コースの大会コースレコードとなる64をマークし、単独首位で滑り出した。
西郷は最終9番をボギーで終えると、悔しげな表情を浮かべながら取材エリアで言葉を振り絞った。「ショットは良かったんですけど、パッティングはずっと距離感が合っていなかった。それが最後まで続いてしまったと思う。今日はパッティングがひどかったので、このスコアになってもしょうがないかなと思います」。
前週のパナソニックオープンで今季最多のツアー4勝目。好調を維持して今季メジャー初戦に臨んだが、前半の12番パー5で痛恨のダブルボギーがあり、そこから流れが途切れた。グリーン右手前からの3打目で乗せられず、4打目でピン奥に乗せたが、パーパットは2メートルオーバー。返しの2メートルのボギーパットもカップの右を抜け、首をかしげた。
ボギーパットは「どう見てもフックラインなので、決め打ちして打ったけど、スライスして外してしまって。最近は決められていた距離。不安要素なく打ったけど、読みも距離感のジャッジも合っていなかった」。その後、6つのボギーをたたいてスコアを下げて「そこがきっかけとしてダラダラいってしまった」と悔しさをにじませた。
今季はここまで出場7戦で予選落ちがなく、4勝を含めて全てトップ10に入っている。ラウンド後は早めにコースを後にし「このコースはショットでしっかりマネジメントすることだと思っていて。それはできていたけど、スコアにならなかったので、それ以前の問題だった。もちろん悔しいけど、その前にちゃんと原因を考えて、明日は同じようなプレーをしないように切り替えて頑張りたい」と巻き返しを誓った。