◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(5日、茨城・茨城GC西C=6680ヤード、パー72、報知新聞社後援)
昨季賞金女王の稲見萌寧(Rakuten)が3バーディー、1ボギーの70で回り、2アンダーで首位と6打差の7位と上々の滑り出しを見せた。「コースが難しかったので、アンダーで回れただけで十分。今日はよく耐えられたと思います」と納得の表情を見せた。
開幕から「徐々に良くなっている」とこの日は小技が光った。前半の11番でカラーから4メートルのバーディー好機をパターで沈めると、12番ではピン奥カラーから10ヤードを58度ウェッジで転がしてチップインバーディーで多くのギャラリーを沸かせた。後半の8番パー3では第3打、7ヤードからチップインパーで切り抜けた。
今大会は3年ぶりの有観客開催。「こどもの日」の初日はキッズを含めて7325人のゴルフファンが詰めかけ、昨季9勝と大活躍した稲見は、特に多くのギャラリーを引き連れた。「ゴールデンウィークということもあってお客さんがたくさん入って下さり、応援していただいたのですごく楽しかったです」と感謝した。
今季は4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンで2位に入ったが、初勝利にまだ届いていない。昨年9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯以来のメジャー2勝目を目指し「明日もなるべくいいイメージで冷静に判断して、安全圏から攻めて行って、耐えながらスコアを伸ばしていけたらいいと思います」と気持ちを引き締めた。