石川遼は前半スコアを落として13位に後退 ホールインワンの時松隆光が首位浮上、大西魁斗も首位タイ


スタート前に笑顔を見せる石川遼

スタート前に笑顔を見せる石川遼

◆男子プロゴルフツアー アジアパシフィックオープンダイヤモンドカップ 第3日(14日、茨城・大洗GC=7163ヤード、パー70)

 首位と5打差の7位からスタートした石川遼(カシオ)がハーフターンした。前半の9ホールを1バーディー、2ボギーとスコアをひとつ落とし、通算2アンダーで、石川がハーフターンした時点で、首位と6打差の13位に後退した。前戦の中日クラウンズ(4月28~5月1日)で今季自己最高の7位となり、復調気配の石川は第2ラウンド終了後「優勝争いを目指して、やっていきます」と、2019年の日本シリーズJTカップ以来、3年ぶり18度目の優勝に向けて意欲を見せていたが、現時点で優勝争いに加わることはできていない。巻き返しを期して、順位が大きく動くことで「ムービングサタデー」と呼ばれる第3日の後半に向かった。

 5打差の3位から出た時松隆光(ロピア)が4番パー3でホールインワンを決めるなど、前半9ホールで五つもスコアを伸ばして、通算8アンダーで首位に並んだ。第1日から首位の大西魁斗(ZOZO)は7番まで終え、1バーディー、1ボギーの通算8アンダーで首位タイをキープしている。

 前年大会覇者の星野陸也(興和)と前週大会優勝の稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)らが2打差の3位で追っている。

 第1日に6位と好スタートを切った54歳の大ベテラン谷口徹(フリー)は第2日に35位に後退。第3日は11ホールを消化し、スコアを二つ落とし、46位に後退している。

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