4番でホールインワン決めた時松隆光が首位浮上…17番のダボを反省「調子に乗った」


18番、ティーショットを放つ時松隆光。通算7アンダーで首位タイに浮上した(カメラ・宮崎 亮太)

18番、ティーショットを放つ時松隆光。通算7アンダーで首位タイに浮上した(カメラ・宮崎 亮太)

 ◆男子プロゴルフツアー アジアパシフィックオープンダイヤモンドカップ  第3日(14日、茨城・大洗GC=7163ヤード、パー70)

 首位と5打差の7位からスタートした時松隆光(ロピア)が、ホールインワンの1イーグル、4バーディー、1ダブルボギーの66で回り、通算7アンダーで首位に浮上した。

 この日の4番パー3の実測値は160ヤード。時松は8アイアンで直接、放り込んだ。その後も4つのバーディーを重ねたが、難関の17番パー4で落とし穴が待っていた。第1打が左サイドの松に当たり、約220ヤードが残った第2打を右の林奥深くまで曲げてダブルボギーをたたいた。

 「ホールインワンは今年で一番気持ち良かったです。まだ、試合数が少ないですけど。浮かれて調子に乗ってしまいました。17番で詰めの甘さが出た。反省しています」。時松は苦笑いしながら話した。

 昨年まで、コロナ禍の大変な時期に選手会長を務めた。「何が正解か分からなかった。一日3時間くらいテレビ電話会議することも多かった。プレッシャーがありました。今年から谷原秀人さんが会長になり、肩の荷がおりました」。28歳の時松は正直に2年間を振り返った。

 時松、大西魁斗(ZOZO)、桂川有人(国際スポーツ振興協会)、ベン・キャンベル(ニュージーランド)の4人が通算7アンダーで首位に並ぶ。さらに1打差の5位に今平周吾(ダイヤ)、稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)が追う大混戦。時松は「自分のやりたいゴルフをして優勝争いに絡みたい」と表情を引き締めて話した。ホールインワンの勢いとダブルボギーの反省。両方を生かして、2018年の関西オープン以来、4年ぶりの4勝目を狙う。

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