畑岡奈紗、2戦連続Vならずも目標のメジャーへ充実の表情「すごく感触がいい部分あった」


◆米女子プロゴルフツアー コグニザント・ファウンダーズ・カップ 最終日(15日、米ニュージャージー州アッパーモントクレアCC=6536ヤード、パー72)

 9打差の8位で出た畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は、1イーグル、7バーディー、3ボギーの66と伸ばし、通算14アンダーで6位に入った。4月のDIOインプラントLAオープンに続く、自身初の出場2戦連続優勝には届かなかったが、6月のメジャー、全米女子オープン(2日開幕、ノースカロライナ州)に向けて手応えをつかんだ。ミンジ・リー(豪州)が19アンダーでツアー通算7勝目を飾った。

 畑岡が充実の表情で終えた。4月のDIOインプラントLAオープンでツアー通算6勝目を挙げた後、日本に一時帰国し、3週ぶりのツアーで、前回の優勝に続く今季2度目のトップ10入りを果たした。中継局のWOWOWのインタビューでは「初日にいいスタートを切れていただけに、2日目(のスコアは73)、3日目は(70で)悔しさが残るけど、最終日にしっかり伸ばして優勝以外で久々のトップ10に入れたので、うれしいです」と納得の表情だった。

 3番と6番でボギーをたたいたが、そこからエンジンがかかった。7番で4メートルのバーディーパットを決めて流れをつかむと、9番から12番まで「気づいたら4連続バーディーで」。14番パー5では、2打目でグリーンを捉えると、球はピン手前から転がり、奥約1メートルについた。「2打目を打った感触がすごく良かったので、グリーンに乗ればいいなと見ていたけど、あんなに近くに寄っているとは」と完璧なショットでイーグルを奪取。18番で約1メートル半を沈めると、安どの笑顔を浮かべた。

 25日開幕のバンク・オブ・ホープLPGAマッチプレーは出場しないため、次戦は今季メジャー第2戦、全米女子オープンとなる。今季は「メジャー初制覇」を第一目標に掲げている。「今、スイングを変えているところで、今週もできたりできなかったりだった。でもすごく感触がいい部分もあったので、それを(今後の)2週間のオフでしっかり自分のものにして、全米女子オープンではいいプレーができるように頑張りたいと思います」と見据えていた。

 日本勢は笹生優花(フリー)が25位で出て、68で回り、通算9アンダーで12位。古江彩佳(富士通)は32位からスタートし、68の8アンダーで17位だった。

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