渋野日向子、あす19日半年ぶり国内ツアー参戦 選手たちと再会し雨の中でもスマイル全開!


今季国内ツアーに初参戦する渋野日向子は、練習ラウンドでしぶこスマイル全開(カメラ・今西 淳)

今季国内ツアーに初参戦する渋野日向子は、練習ラウンドでしぶこスマイル全開(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ▽ブリヂストンレディス 練習日(17日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6713ヤード、パー72)

 女子プロゴルフツアーのブリヂストンレディス(千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6713ヤード、パー72)は19日から4日間、行われる。今季から米ツアーに本格参戦し、昨年11月以来の日本ツアーに今季初出場する渋野日向子(23)=サントリー=は17日、雨の中、18ホールの練習ラウンド(R)。選手たちとの再会を楽しみ、スマイル全開での調整を披露した。6月のメジャー・全米女子オープン(2日開幕、米ノースカロライナ州)に弾みをつける。

 どんよりした雨の雰囲気も関係なかった。渋野が発する幸せオーラが、周りを次々と笑顔にした。

 米ツアー本格参戦後初の国内試合を前に楽しく調整。昨年11月の大王製紙エリエールレディス以来、約半年ぶり、今季国内ツアーでは12戦目にして初登場だ。今季、米ツアー序盤の活躍で来季シード権獲得を確実にしたことで、国内でプレーできる日程的な余裕ができた。

 大会を2日後に控え、精力的に18ホールを回った。かつて同じコーチに師事した“妹分”の上野菜々子(21)、18年に下部ツアーをともに戦った黄金世代の工藤優海(ゆうみ、23)と、午前9時48分に10番から笑顔全開のスタートに。4年ぶりに回った工藤優と「懐かしいね」と顔を見合わせ、ラウンド中には渋野が買ってきたという「ハイチュウ」のアロマヨーグルト味をみんなにお裾分けして、モグモグ。後半から合流した青木瀬令奈(29)には「日本のグリーンはすごいきれいですね」とコースの印象を口にした。最終9番パー5(560ヤード)の第2打では青木が「たくましいな。海外でいろいろ経験している」と尊敬のまなざしを向ける“直ドラ”も披露した。

 6月の全米女子オープンで日本人初のメジャー2勝目を目指す中、国内滞在は心身の“リフレッシュ効果”も見込める。次戦の世界最高峰の舞台は難設定が必至で、今週は距離が長いコースでフルショットする場面も多く、全米女子に向けて良い調整の場にもなる。ラウンド後はショット練習を入念に行った。練習場でも懐かしい顔に元気をもらった。同じ98年度生まれの黄金世代、勝みなみ(23)から「しぶこ!」と呼ばれると、「ヤッホー!」と大はしゃぎ。「1年ぶりに再会」と、独り言が出るほど上機嫌だった。

 予選では昨季賞金女王・稲見萌寧(22)、前週覇者の渡辺彩香(28)との注目組に。米国で培った技を発揮する舞台が整った。(岩原 正幸)

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