タイガー・ウッズがメジャー初棄権 復帰2戦目で脚に「痛み」…大会自己ワースト79で最下位


 ◆米男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米プロ選手権 第3日(21日、米オクラホマ州サザンヒルズCC=7556ヤード、パー70)

 昨年の自動車事故で右脚に重傷を負ってから復帰2戦目のタイガー・ウッズ(46)=米国=は大会自己ワーストの79をたたき、通算12オーバー、最下位の76位に後退し、第3ラウンド終了後に棄権した。

 寒空の下、ウッズは右脚を引きずりながら18番グリーンにたどり着いた。大会自己ワーストの79と崩れたラウンド後、最終日のプレーについて、「(脚に)痛みがある。これからいろいろ(治療)して、その回復次第」と、厳しい表情で話していたが、その後に棄権が発表された。メジャーの棄権はプロ転向後初。過去4勝の大会を54ホールで去った。

 53位からの浮上を目指した3日目は前日までの暑さから大きく気温が下がり、冷たい風が吹いた。6番パー3でティーショットを小川に入れて「6」をたたいた。「“ボギー列車”から降りることができなかった」と口にしたように、9番からは5連続ボギー。それでも15番で11メートルを沈める意地のバーディーで、見せ場はつくった。

 昨年の自動車事故から復帰2戦目。重傷を負った右脚に、寒さが追い打ちをかけた。4月のマスターズでも気温が下がった3日目に大会自己ワーストの78をたたき、19位から41位に順位を下げている。既に7月に英セントアンドリュースで開催される全英オープンへの出場を明言しており、6月には全米オープン(ザ・カントリークラブ)が控える。今後については右脚の状態次第となりそうだ。

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