西郷真央、6月は1か月間米国遠征へ まずは全米女子オープン「しっかり体を整えていきたい」


通算13アンダーで今季5勝目を挙げた西郷真央は、ブリヂストン杯を手に宮里藍さんと記念撮影した(カメラ・今西 淳)

通算13アンダーで今季5勝目を挙げた西郷真央は、ブリヂストン杯を手に宮里藍さんと記念撮影した(カメラ・今西 淳)

 ◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 最終日(22日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6713ヤード、パー72)

 1打差の首位で出た西郷真央(20)=島津製作所=が1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で通算13アンダーで逃げ切った。開幕から出場10戦5勝は、2004年に憧れの不動裕理が記録した11戦5勝を塗り替えるツアー最速。勝率は驚異の5割となった。2戦連続予選落ちの不調から、撮りだめたスイング動画と自身のメモを見直して復調。師匠・尾崎将司(75)の支えにも感謝した。

 西郷が、6月の自身初メジャーの全米女子オープン(2日開幕)から約1か月の期間、米国遠征となる見通しであることが22日、分かった。すでに世界ランク上位の資格でエントリー済みのメジャー、全米女子プロ選手権(6月23~26日・米メリーランド州)にも出場を予定し、関係者によると、その間の2週は米国内に滞在して調整するという。

 これにより、日本ツアー復帰は7月以降となる可能性が高い。今季獲得賞金では9936万円とし、2季連続となる1億円の大台まで、あと64万円に迫るが、到達は米国遠征以降となる。試合ごとの活躍度を反映した獲得ポイントでは、1506・20ポイントで2位の山下に700ポイント以上をつけて首位を独走する。

 ポイント争いは海外メジャーも加算対象となるため、6月のメジャー2戦の結果が年間女王争いに大きく影響する。西郷は「メジャーに向けて、しっかり体を整えていきたい。向こうの芝質にも対応したい」と意気込みを語り、近く渡米する。

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