◆女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス(26日~29日) プロアマ日(25日、山梨・メイプルポイントGC=6580ヤード、パー72)
6月の全米女子オープン(2日~5日・米ノースカロライナ州パインニードルズロッジ&GC)に出場する小祝さくら(ニトリ)が、メジャー前週の一戦へ気持ちを高めた。開幕前日はプロアマ戦で調整し「(全米女子オープンは)林間コースなのでティーショットのイメージが良くなれば。先週はティーショットがかなり曲がって予選落ちしてしまったので、全米女子オープンに行く前にしっかり調整して臨めればと思います」と見据えて話した。
前週優勝の西郷真央(島津製作所)ら全米女子オープンに出場する選手の多くは、時差の調整もあって今週から早めに渡米し備えているが、小祝は国内戦に出場することを決断した。その理由は、国内ツアーのシーズンを終えて2週後の20年12月の全米女子オープン(予選落ち)に出場した際、「まだ試合が始まらないのかな」と、開幕まで時間を持てあましていたといい、その反省を踏まえてスケジュールを立てたと明かした。
海外遠征に向けて、ハマっている「いかのせんべい」も10袋まとめ買いをして「8袋持って行って、ラウンド後に食べたり」と着々と準備を進めてきた。心配事は「時差ボケだけかな」。とはいえ、前回も「そんなになかった」とうなずいた。大会を終えた翌日の30日に渡米する見通しだ。
国内ツアーは、2018年のルーキーシーズンから積み重ねてきた連続出場が、今大会で142戦となる。1988年のツアー制施行後、表純子(241試合)、北田瑠衣(154試合)らに続く歴代4位の記録だ。あと1試合で同3位の飯島茜(07年~11年)に並んだが、次週はメジャーへの出場で、国内のリシャール・ミル・ヨネックスレディスはエントリーしていないため、記録は止まる。「やっと途切れる…。(記録について取材で)聞かれることもなくなるので、気が楽になります」と苦笑いだった。
今季はここまで全12戦に出場し、2週前のほけんの窓口レディース3位などトップ10が5回。ただ、昨年は前半戦に2勝を挙げているだけに、そろそろ1勝をつかみたいところだ。初めてのコースだが「(ティーショットで)いいイメージに変えられるように頑張っていきたい」。今季初勝利で次週のメジャーに弾みをつける。