石川遼、体調不良のプロアマ戦欠場から17時間睡眠で復調 首位と2差の3位発進


9番、初日6アンダーの3位タイで終えた石川遼が同組の堀川未来夢(右)とタッチする(カメラ・豊田 秀一)

9番、初日6アンダーの3位タイで終えた石川遼が同組の堀川未来夢(右)とタッチする(カメラ・豊田 秀一)

 ツアー2戦ぶりに出場した石川遼(30)=カシオ=が、1イーグル、5バーディー、1ボギーの66で回り、6アンダーで2差3位の好発進を決めた。前日のプロアマ戦を体調不良で欠場も、計17時間睡眠で復調しての好ラウンド。上位4人(有資格者を除く)に全英オープン(7月)出場権が付与される大会で、自身の今季初日の最高位から2年5か月ぶりの通算18勝目を狙う。

 石川が逆境をはねのけた。開幕前日のプロアマ戦で、会場に来たが「喉に痛みがあり、体が重くてフラフラして」と欠場。規定では本戦出場が認められないケースもあるが、咽頭炎との診断結果も踏まえ、この日朝に出場が認められた。「昨日は昼の午前11時に寝て、起きたら夕方6時。もう寝られないと思ったが、夜10時から朝8時まで寝られた」

 午後出発の幸運も生かした快眠で復活した男は10番でボギー発進も、18番をイーグルターン。前日に練習ラウンドできなかった不利もなんの、後半は4つ伸ばした。ホールアウト後に雨が強まるなど、天も味方した一日。「内容で言えば修正は少ない。どれだけ高い再現性で、あと3日間できるかが大事」。さらに体調を上げ、19年12月の日本シリーズJTカップ以来の歓喜をつかむ。(宮崎 尚行)

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