大学生プロ・平田憲聖は早朝スタート組も連日の焼き肉パワーで初V圏内「40分くらいで済ませました」


2番、ティーショットを放つ平田憲聖(カメラ・小林 泰斗)

2番、ティーショットを放つ平田憲聖(カメラ・小林 泰斗)

◆日本男子プロゴルフツアー メジャー初戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 第2日(3日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7387ヤード、パー71)

 1打差2位で出た平田憲聖(大阪学院大4年)が3バーディー、1ダブルボギーの70をマーク。通算6アンダーで、首位と2打差の暫定2位でホールアウトした。

 競技人生で最も早い、午前6時10分に第1組でスタートした。1番で、残り132ヤードからピッチングウェッジでの第2打をピン左下4Mにつけて“おはようバーディー”発進。15番も4Mの下りのパットを沈めて伸ばし、16番は10Mのフックラインをねじ込んでバーディーとした。17番は第2打を「追い風だと思ったら向かい風だった」と風を読み違えて、グリーン手前の池へ。4オン2パットのダブルボギーで後退した。

 ホールアウト後は「朝のスタートが早くて緊張しないで朝を迎えられた。1番のバーディーはすごく大きかったですね。17番以外は完璧なプレーができた一日。我慢強くプレーすることを心がけています」と記者会見場でほおを緩めた。

 前夜は午後9時に就寝し、この日は午前3時半に起床。前日のラウンド後、コースを出たのは午後6時ごろだったが、大好物のパワーフードでもある焼き肉を「40分くらいで」平らげて、ツアー屈指の難コースで持ち前の堅実なプレーを展開し、連日のアンダーパーをマークした。メジャーでのツアー初優勝を射程に入れて決勝ラウンドを迎えるが「1打、1打集中してアンダーで回ることが目標です」と冷静に残り2日間を見据えた。

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