◆ゴルフ日本女子アマチュア選手権 第1日(14日、岐阜・岐阜関CC東C=6568ヤード、パー72)
第1ラウンドが行われ、5日まで行われた海外メジャー、全米女子オープンに出場した馬場咲希(日本ウェルネス高2年)が、2バーディー、2ボギーの72で回り、イーブンパーで2打差の14位と上々のスタートを切った。「ドライバーがうまくいかなくて、ラフから(第2打を)打つことが多かったけど、セカンドショット、アプローチ、パターでしのいでいました」と安どの表情を浮かべた。
予選会を経てメジャー初出場となった全米女子オープンでは、堂々の予選突破を果たすと、第3ラウンドを70で回るなど49位と健闘した。175センチの長身を生かし、ドライバーの平均飛距離は270ヤードの飛ばし屋だが、メジャーでは速くて、起伏が激しい難関グリーンと向き合い「転がしのアプローチが一番勉強になりました」と多くの収穫を持って帰国。「疲れは大丈夫」といい、早速、今大会初日から大舞台での経験を生かし「しのぐ」ゴルフでスコアをまとめた。
昨年大会は52位だった。アマチュアのビッグタイトルに狙いを定めて「今日はティーショットがうまくいっていなかったので、そこを修正したい。目標はもちろん優勝。あと3日間、アンダーパーで回れるように頑張ります」と気を引き締めた。
大会は142人が出場し、4日間、72ホールのストロークプレーで争われる。塩澄英香、寺岡沙弥香、幸田彩里の3人が70と伸ばし、2アンダーで首位に並んだ。昨年のアジア太平洋 女子アマ選手権を制した橋本美月ら10人が71の1アンダーで1打差の4位。日本ツアー通算2勝の吉田優利の妹・鈴(りん)らが馬場と並ぶ72のイーブンパー14位につけた。