松山英樹「70」イーブンパーでホールアウト…全米オープン初日


◆男子プロゴルフツアー 海外メジャー第3戦 全米オープン 第1日(16日、米マサチューセッツ州・ザ・カントリークラブ=7254ヤード、パー70)

 1893年に最初の6ホールができた米国屈指の歴史あるコースで、今季メジャー第3戦が開幕した。第1ラウンドが行われ、10年連続10度目出場の松山英樹(LEXUS)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で回り、イーブンパーでホールアウト。現時点で首位と3打差の暫定18位につけている。

 多くの観客に囲まれ、10番からスタート。11番で2メートル半につけて今大会初バーディーを奪った。12番では第1打を左林に曲げて、第2打はグリーン手前のバンカー。第3打で4メートルオーバーし、3オン3パットのダブルボギーとなった。その後も16番で3メートル半につけるなど好機をつくったが、ものにできず、1オーバーで前半9ホールを折り返した。

 後半は2番パー3で第1打がグリーン左手前のバンカーにつかまり、2打目で約1・2メートルに寄せたが、パーパットが決まらずボギーとした。6番パー3の第1打で好ショットを見せ、ピン左手前約3メートルへ。バーディーで伸ばした。最終9番パー4では、フェアウェーからの第2打をピン左約3メートルにつけてバーディー。観客の大拍手に右手を挙げて応えた。

 例年ラフが深く、フェアウェーが狭い「世界一難しいメジャー」の愛称を持つ大会だ。松山はエリンヒルズで行われた17年に日本人歴代最高に並ぶ2位に入るなど、過去9度の出場で予選落ちは1度だけと実績を残してきた大会。日本人初のメジャー2勝目へ突き進む。

 現時点で、11年大会覇者で松山と同組のロリー・マキロイ、カルム・タレン(ともに英国)、ダビド・リングマース(スウェーデン)、アローン・ワイズ(米国)が3アンダーで暫定首位に並んでいる。

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