◆日本女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ(23日~26日)指定練習日(22日、千葉・カメリアヒルズCC=6639ヤード、パー72)
前週のニチレイレディスで今季初勝利を飾った西村優菜(スターツ)が会場で最終調整を行った。20日はプロアマ戦、21日は10番から9ホールの練習ラウンドでコースを見て回り、この日は練習場で距離計測器を使ってショットを入念に微調整した。「やはり優勝争いをすると(スイングで)崩れてしまう部分もある。そこをしっかり調整できた。いい調整ができています」とうなずいた。今大会はギャラリーが練習日から来場できる。午前10時過ぎに練習場に向かい、多くのファンが熱視線を送る中、3時間ほど汗を流した。
前週はツアー史上12人目の3日間ノーボギーで回り、大会新の通算17アンダーで制した。昨年9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン以来、約9か月ぶりのツアー通算5勝目。「父の日V」としても話題を集めた。優勝後、地元・大阪で応援していた父・武彦さんからすぐにLINEが入ったといい「おめでとう。ノーボギーだったな」と父に祝福され、「すごく喜んでくれた」と孝行娘は満足げだった。
自身へのご褒美として、21日には練習後、近隣の焼き肉店に行った。好物の牛タンをほおばり「すっごくおいしかったです。なので、また来年も行きたいと思って。覚えておこうと、お店の写真を撮っちゃいました」と満面の笑みで話した。
今週は昨年9月(住友生命レディス 東海クラシック、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子)以来、自身2度目の2週連続Vに挑む。昨年大会は3位に入っているが「ティーショットでどれだけ集中できるか。決勝ラウンドにいい位置で臨めるように頑張りたいです」と意気込んだ。
7月の海外メジャー、エビアン選手権、8月のAIG全英女子オープンの出場権は、今大会終了後の27日付けの世界ランク50位以内に与えられる。前週の優勝でランク42位に浮上し、2枚のメジャー切符をほぼ手中にした。「先週でランキングを上げられて、チャンスがある位置だと思っています。なので、今週は4日間プレーしてまた順位を上げて、メジャーに行きたいです」と強い決意をにじませた。