◆男子プロゴルフツアー ▽ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 最終日(26日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)が8バーディー、1ボギーの65で回り、通算23アンダーで逆転優勝。5月の中日クラウンズに続いて今季2勝目、通算4勝目。選手会が主催するトーナメントで、フェアウェーキープ率1位(前週まで75・714%)の「ツアー1曲がらない男」が勝ち切った。
1打差の2位は23歳の大西魁斗(ZOZO)で惜しくも初優勝を逃した。
首位から出た49歳のベテラン宮本勝昌(フリー)は13番まで2位以下に2打リードして首位をキープしていたが、14番と17番でボギーをたたき、2打差の3位で惜敗した。「17番は悔しかった。2メートルのパーパットは入ったと思ったら、ショートするとは…。潮時かな」と自嘲気味に話した。昨年大会も最終日を首位で迎えながら2位惜敗。2年連続で悔しさを味わったが「稲森君は強かった」と爽やかに勝者をたたえた。
宮本ら最終組がホールアウトしたのは午後2時頃。競馬好きの宮本は午後3時40分発走の宝塚記念G1を予想。「デアリングタクトですね。きょう賞金(260万円)全部、つぎ込みますよ」と冗談交じりに話した。その推し馬デアリングタクトは、この日の宮本と同じく「3着」の惜敗だった。