諸見里しのぶさん、笹生優花は最終日ビッグスコアへ グリーン狙うショットを打ち続けることが大事


笹生優花

笹生優花

◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第3日(25日、米メリーランド州コングレッショナルCC)

 14位から出た笹生優花(21)=フリー=は3バーディー、4ボギーの73で、通算1アンダーの12位に上がった。首位と7打差。畑岡奈紗(23)=アビームコンサルティング=は75で2オーバーの35位に後退。2日目を終えて54位だった渋野日向子(23)=サントリー=は体調不良により、ラウンド(R)開始前に日米ツアー通じて自身初の棄権となった。田仁智(チョン・インジ、韓国)が8アンダーで首位をキープした。

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 笹生選手は前半、ショットが安定していてチャンスを作っていたのですが、5メートル前後のパットを決めきれなかった。パットはストロークは良かったのですが、グリーンの傾斜の読みに苦戦していた印象でした。

 第3Rは全体的に耐える展開になりました。ピンが手前や奥の傾斜に切られているホールが多く、グリーンの硬さが上がったのが要因に見えました。第2打地点からグリーン面が見えないホールが多く、距離感が難しかったと思います。

 その中でショット力が高くて、飛距離のある選手が上位に並んでいます。笹生選手は15、16番のようにグリーンを狙うショットが好調です。一方で17、18番は第1打を左、右に大きく曲げてのボギー。最終日にビッグスコアを出すには、フェアウェーのいいところから、グリーンを狙うショットを打ち続けることが大事になると思います。(女子プロゴルファー・諸見里しのぶ)

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