諸見里しのぶさん 畑岡奈紗選手は攻める姿勢で強風にも対応でき、7月以降の欧州メジャーへ自信に


畑岡奈紗

畑岡奈紗

◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 最終日(26日、米メリーランド州コングレッショナルCC=6894ヤード、パー72)

 35位から出た畑岡奈紗(23)=アビームコンサルティング=は、4バーディー、1ボギーのベストスコア69で通算1アンダー、4打差の5位に入った。笹生優花(21)=フリー=は77と崩れ、72の西郷真央(20)=島津製作所=とともに4オーバーの30位。75の田仁智(チョン・インジ、韓国)が5アンダーで、メジャー3勝目、ツアー4勝目を初日から首位を守る完全優勝で果たした。

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 畑岡選手の最終日のベストスコア69は、本当にお見事でした。強風が吹き、難しいピン位置で上位陣もスコアを伸ばせない中、ショットとパットがかみ合っていました。この大会は6度出場して3度のトップ10入り。9番のようにグリーンの傾斜を使ってピンに寄せたり、高弾道で硬いグリーンでも球を止められるのでセッティングとの相性は抜群だと思います。最後まで諦めずに攻める姿勢も見せてくれ、改めて気持ちの強い選手だなと感じました。

 前日はメジャー初制覇に向けて、伸ばしたい思いが強過ぎた様に思います。後半はスイングテンポがずれ、フェアウェーキープは6度のみ。この日はトップからスムーズに振り切るように修正され、フェアウェーキープを逃したのが1ホールのみ。パットもテイクバック時に間があり、下半身が全く動かなかった。風の強い7月以降の欧州のメジャー2大会に向けて、大きな自信になると思います。(女子プロゴルファー・諸見里しのぶ)

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